2008年07月17日

料理人は包丁がパタンナーはハサミが命

今日は久しぶりの雨になりました。たぶん雷がひどかったところもあるでしょう。被害がないことをお祈りします。
私は洋服屋です、若いときは営業マンとして常に外に出ていましたが、この10年ほどは技術の向上が大切と思いもっぱら洋服のパタンを起こす仕事に専念しています。業界では裁断士といっていますが、外国ではカッターとよんでいるようです。
私の店は歴史だけは古く昭和8年の創業で私は2代目、いま3代目が若手の社員と共に活躍しています
料理人は包丁がパタンナーはハサミが命

わが社には先代から使っているハサミがたくさんありますが、かなり使い込んでいるため切れ味がおちているのがほとんどです。上のハサミは息子がイタリア留学時代に骨董市で買ってきたもので、たぶん100年以上経っているものと思われます。真ん中のハサミは先代が昭和15年に買ったもので現在は使っていません、でもさびがこないように時々手入れしています。下の手に持っているのが私が10年前タイマイはたいて買ったもので切れ味抜群、毎日使っています。ウールの生地にしか使わないように大切に愛用しているのです。



Posted by パタンナー at 18:22│Comments(3)道具
この記事へのコメント
プロ(職人さん)が使う道具は、どれも芸術品ですね。
また、道具も使う人でさらに輝きますよね。すばらしいです!
Posted by プータン at 2008年07月18日 07:34
昨日はおしゃれなパタンナーさんと食事が出来なくて残念でした。
道具に歴史ありますね、ハサミを見るだけでも技術の高さがわかります。
これからもいろいろな道具紹介してください。
Posted by センムセンム at 2008年07月18日 08:25
年代は厚みでも感じますね。
現代の貴方の手なるはスマートに見えます。
私の敬愛する織職人、影山さんのブログ(http://teorimono.exblog.jp
を覗いたら、刃物、小刀がありました。
添う小道具、愛用のもの、身のうちに入る世界ですね。
洋服は曲線の組み合わせですから、切れ味のよさの意味するところを
暑さサボりの中、思考ストップの中油さしとしてみますが、、、、



























































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Posted by 千葉 at 2008年07月18日 10:41
 
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