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Posted by おてもやん at

2009年03月28日

手作りの技

桜花満開、希望の4月を目前にして、高速道路の週末大幅値下げで行楽シーズン幕明けですね。日の出もグーンと早くなり、日昏がどんどんおそくなり1日が徳をしたような気持ちになると思いませんか。
入学、進学、就職を4月から新しい気持ちで始める人は楽しさでいっぱいでしょう。心からお祝い申し上げます。せいいっぱい毎日を楽しみ、がんがってください。
弊店では気持ちを春モードにして日差しあふれる春から夏にかけての服作りにまいしんしています。


いまミシンにかかっているところですが、この生地は何だと思いますか・・・・・・そうです本革です。弊店では注文服には不向きといわれている「革」で作るジャケット・コートなどの注文もお受けしています。1着1着仮縫いをし本縫いも一人の職人が手作りで仕上げていくのです。織物とちがって硬くて針が通りにくいし一度針を通したら縫い直しが効かない素材を一人ひとりのパターンで仕上げいくのは、集中力と時間との戦いで普通の服地の1,5倍の時間がかかります。
でも仕上がったときの達成感、お客さんの喜びの声をいただいたときの嬉しさのために今日も新しい仕事に挑戦しています。もちろん女性のジャケット・スカート・パンツ・ブラウスなども作っていますが、イタリアから直輸入した革の在庫が少なくなってしましました。  


Posted by パタンナー at 09:31Comments(0)洋服

2009年03月18日

服作り

最近はデフレ傾向ですね、ドル安ユーロ安そして円高、輸入品が安く入って、ヨーロッパのブランド商品が買いやすくなっています。うれしい限りです。でも、いま市場を席巻しているのは、中国生産の安物、できるだけ手間をはぶき、早く安くを目標に仕上げた商品が「安くなった」といって大量に出回っています。
そんな中でもいいものを作り続ける技術者はがんばっています。
先日NHKで放送されていましたが、家具を作る職人さんが紹介されていました。また野球選手のグローブをつくるひと、染物をするひと、陶器の手焼きをする人、さまざまな人が職人として活躍している場面が放送されていました。その人々の伝統の技を継承する若い職人さんが活躍できる商売の場がふえるといいなと思っています。


弊店でも熟練した職人が今日ももくもくと服作りに励んでいます。30年以上紳士服、婦人服をひと針ひと針縫い続けています。熟練した技があるのはもちろんですが、仕上げまでの工程も工場縫製の約3倍多くなっていますので、永く着ていただくことが出来るのです。
いま、ズボンのひざ当てをつける工程です。


上着ズボンはもちろんスカート・ワンピース・ジャケット・コートすべて熟練した職人が自信をもって仕上げていきます。今、麻のジャケットの袖付けをしているところです。弊店ではRKK前の店の2階で作業していますのでご自分の注文した服の作業状況を見ることが出来ます。  


Posted by パタンナー at 06:45Comments(5)洋服

2009年03月12日

軽業師



まだ寒い日。1年生の孫が遊びに来ました。街中のこと、広場は熊本放送の玄関前しかありません。休日は柵がしてあるのでかっこうの遊び場です。一輪車がほしいというので大枚はたいてかってやると、なんと、あっという間に乗れるようになっていたのです。子供って体が柔らかいのですね。3月に入りまた一輪車を持って遊びにきましたが。もうサーカスにだしてもいいんじゃないかと思うぐらいすっかり軽業師みたいでした。



RKKの正面にある小さなビルが私の店です。注文服・注文靴・洋服バッグ靴の修理など若い技術者と熟練した技術者がそろっていますので、近くにお出かけに折はお立ち寄りください。右横が駐車場です。  


Posted by パタンナー at 22:05Comments(0)

2009年03月11日

春真っ盛り

熊本地方の桜の開花は15日くらいとの予想ですが、早いところはすでに1りん2りんと開きかかっています。例年より早いのでしょうか。
3月も中旬になり、いよいよ暖かい日がい多くなることでしょう。


RKKの玄関前のもみじも葉を広げかかっています。あと2.3日もするといっせいに開くことでしょう。
私の店はこの紅葉の向かい側にあります。注文洋服と注文靴、そしてその修理を受けて仕事をしていますが、いつも季節の先取りの商売で、「早くしないと春が過ぎてしまいます。」「夏はもうすぐです。」といいながら仕事に追われています。
手作りのしごとは、常に集中していないといい仕事は出来ません。年から年中部屋にとじこもって、季節を楽しむことの少ない毎日です。



いま、袖の穴をかがっているところです。既製品や工場縫製はミシンによりあっと言うまに穴かがりがでしますが、こうしてひと針ひと針縫っていく根気の要る仕事で作り上げているのは、それを着る方の満足そうな顔を思い浮かべ、喜んでいただける。と確信しているから出来ることなのです。
今日の昼、NHKで家具職人さんのこだわりの仕事の紹介があっていましたが、日本にはまだ物作りにかけている人がたくさんいるんだ。とうれしくなりました。  


Posted by パタンナー at 18:54Comments(3)